
45
Since 1979 to 2024
2024年で45周年を迎えました。
変化を前向きにとらえ、
新しいことにチャレンジし、
新たな市場を切り開いてきた
システムソフトは
2024年9月28日に創業45周年を迎えます。
これからもIT企業に求められる企業価値創造や風土を醸成し、
将来にわたりマーケットから求められる
魅力ある企業グループを目指して参ります。
システムソフト 45年のあゆみ
変化
システムソフトは45年間、時代とともに取り扱う製品やサービスが変化してきました。ただ、一貫してパソコンとインターネットの可能性を信じ、情報技術の進化を追い続け、情報化社会やDX時代の到来に向けて、常に新たな挑戦に取り組んできました。
これからもきっとそれは変化することなく、未来に向けた挑戦を続けていきます。

マイコン登場
当社は、1979年9月28日設立されました。当初は福岡におけるNECの販売代理店を主な業務としていました。奇しくも設立と同日にはNECのPC-8001が発売されています。当時の社員は4人で、パソコン販売からスタートし、同時にソフトウェアの開発・販売、コンピュータ関連書籍の出版、併せてゲーム開発とローカライズにも取り組んでいきます。その後、アップル社、アドビ社、インテル社など、アメリカのトップ企業との交流を持ち、トータルデジタル・デザイン環境を提案するビジネスを全国に展開するに至ります。

・1978年9月28日、4名でシステムソフトは設立されました。
・奇しくも設立と同日に発売されたNEC PC-8001の販売をメインに、日立、APPLEⅡ等も取り扱っていました。当時のニーズとしては自分のプログラムを組んでその成果をディスプレーに再現したいマニアックな方々が主なお客様でした。
・天神センタービルの地下にNEC販売特約店としてショールームを設けると、そこはパソコンマニアの交流の場となりました。常連の中には九州大学の学生たちもおり、彼らが遊び感覚で作るゲームを採用することで、オリジナルゲーム開発のきっかけとなりました。
・初期の主要なソフト開発メンバーとなった九大生には、その後当社に入社した方や、大手コンピュータ企業に就職した学生もおり、コンピュータ黎明期を支えた人材が多く輩出されています。
NECのPC-8000シリーズの販売代理店へ
天神センタービルの地下にシステムソフトのショールームを設け、NECのパソコンを展示、学生を含め広く開放していました。

本格的にゲーム開発参入

様々なローカライズと出版
ゲーム、解説書、ソフトの日本語化を積極的に行い、ローカライズに努めました。またPC関連本の出版も手掛けるようになりました。

・アメリカの「ゲームプログラム集」の出版をきっかけに同社の書籍を翻訳して出版しました。 中でもインテル8080の解説書は、インテル・ジャパンからの評価も高く、大成功となり、当社は全国的な認知を獲得しました。
・その後日本語化は書籍だけに留まらず、ゲームの日本語版の発売やAdobeソフトのローカライズなど多岐に渡りました。
・ゲームのローカライズは、アメリカのブロードバンド社の人気ゲーム「ロードランナー」が最初となります。 その工程は困難が多く、ソースの受領からプログラミングに至るまで大変な作業を伴いました。
・システムソフトアメリカは、当社がDTP(デスクトップパブリッシング)やゲームなどのソフトウェア開発において、日本語化やローカライズ作業を推進するために設立されました。日本市場向け製品をローカライズして販売するため、サンフランシスコ郊外にシステムソフトアメリカを設立し、現地での事業展開を強化しました。
「大戦略」発売
1985年に発売されたパーソナルコンピューター(PC-9800シリーズ)用ゲームソフト『現代大戦略』は当時としては異例のヒット作となり、その後も長くシリーズ化しています。

アップルの正規販売代理店へ

・当時は、アップルのマッキントッシュや関連するDTPソフトウェアの日本市場展開にも力を入れており、その一環として1987年5月、福岡にて「アップルパークウェイ」を開設しました。アップルの製品とともにDTP環境を体験できる場所としてデザインされました。
ソフトビル竣工
新本社ビル「ソフトビル(現在はオフィスニューガイア天神)」を福岡市中央区天神3丁目10-30に3月に竣工。旧本社ビルの全部門が移転。

・当社が成長を続ける中で、事業拡大とともに本社機能を支えるための拠点として自社ビル「ソフトビル」が建設されました
・ゲームやユーティリティソフトなど、システムソフトの代表的なプロジェクトは、このビルの開発スタジオで行われていました。最新のパソコン技術を取り入れた開発環境が整えられており、1980年代から1990年代にかけて、日本国内で急成長したIT業界において、重要な拠点となりました。
・ソフトビルは、システムソフトにとって単なるオフィススペースではなく、会社のブランドイメージを象徴するものでもありました。福岡のIT業界や国内のパソコン業界における同社の存在感を示す拠点となっていました。
Adobe 製品の日本語版発売
Macintosh対応のフォトレタッチソフト「Adobe Photoshop」、「Adobe Illustrator」(アドビ社)の日本語ローカライズを行い日本語版を6月に発売

・システムソフトアメリカの主な業務は、アメリカで開発されたソフトウェアの日本語化(ローカライズ)を行うことでした。特に、Adobe IllustratorやPhotoshop、PremiereなどのDTP関連ソフトをはじめ、QuarkXPressやFileMaker、Norton AntiVirusなどのソフトの日本語化を担当しました。
・当社のDTPにおける最も大きな貢献は、Adobe Illustratorを日本語化したことです。これにより、従来は手作業で行われていたグラフィックデザインや印刷業務がデジタル化され、日本のデザイナーや印刷業界が新しい時代に対応できるようになりました。Illustratorのローカライズでは、特に漢字のフォント対応や、日本特有の紙サイズ、文字間隔などの印刷仕様に合わせた調整が行われました。
・新聞社や出版社、印刷会社、広告代理店、デザイン事務所などに対してDTPシステムの導入を提案しました。読売新聞社では、DTPシステムの導入によってグラフや地図の作成が迅速かつ正確に行えるようになり、新聞のデザインや編集作業が飛躍的に効率化されました。システムソフトは、こうした事例を通じてDTPの利点を広く伝え、市場の拡大に貢献しました。
「システムソフトエディタ」発売
自社開発第一弾の日本語文章作成ツールとして発売。

・システムソフトエディタは軽量なソフトウェアであり、当時のハードウェアでも素早く起動し、動作が高速でした。メモリやリソースを多く使わず、限られたパソコン環境でも快適に使用できた点が大きな利点でした。
・ユーザーインターフェースが直感的で、操作が簡単であったため、初心者でもすぐに使用できる点が評価されました。基本的なテキスト編集機能に重点を置き、無駄な機能を省いていたことが、特にプログラマーやエンジニアに好まれました。
・プログラマー向けの機能として、キーバインディングやマクロを設定して、自分の作業スタイルに合わせてカスタマイズできる柔軟性がありました。これにより、ユーザーは作業効率を最大限に高めることができました。
・基本的なテキスト編集に加えて、検索や置換、複数ファイルの同時編集など、プログラミングに必要な機能を豊富に備えていました。また、様々な文字コードにも対応していたため、様々な言語やフォーマットでの作業が可能でした。
・1994年公開のゴジラVSスペースゴジラには劇中、同エディタが登場しており、エンドクレジットにて当社の名前も紹介されました。ただ残念ながら福岡が舞台だった同映画にて、当時の自社ビル「ソフトビル」がゴジラに破壊されることはなかったです。
トップリアルタイムへの挑戦
社会全体へのインターネットの普及に、即時性を伴うシステムの開発に着手、iモード上でのプロ野球速報の配信を開始、またアテネ五輪でも競技の速報を行いました。災害時のリアルタイムでの情報共有や自治体の対応発信のためのシステムの開発も行いました。

・1999年にNTTドコモがサービス提供を開始したiモードは画期的なインターネットサービスで、携帯電話を利用したさまざまなコンテンツや情報配信が可能になり、特にスポーツの試合速報は人気のコンテンツの一つでした。
・当社もその技術力とインターネットビジネスにおけるノウハウを活かして、iモードを利用した試合速報サービスを開始しております。当時はソフトバンクホークスの試合速報をメインに、2004年のアテネ五輪についても競技結果の速報を対応いたしました。当時はAPIによるデータ配信といったものはなく、全てリアルタイムで現地から送られてくる情報を元に反映させる深夜作業となりました。
・また同時期には自治体向けに災害対応支援システムも開発されました。災害発生時に必要な情報を即座に集約し、住民への警報や避難誘導を円滑に行うための機能が盛り込まれていました。
・その後も災害時の避難所向け情報端末開発やデータセンターを活用した防災システムのASP事業サービスなど積極的に災害時関連の開発を推し進めました。
地域貢献・社会貢献
当時経営難に陥っていたアビスパ福岡の株式を取得し、資本参加しました。また福岡市の一人一花推進にも賛同し、一人一花パートナー花壇への登録や、社会環境改善に向けたSDGsへの取り組みも行っています。

株式会社DigiIT(現)SS Technologies株式会社設立
2000年代初頭より、不動産に関するシステム開発に携わるようになりました。その関連事業に、より特化した形で対応できるよう2017年 株式会社DigiIT(現)SS Technologies株式会社を設立いたしました。賃貸管理・あっせん業務を効率化するSaaS『SSクラウドシリーズ』を運営を中心に、そのほか不動産に関わる決済や送金、口座振替などにおける決済サービス『SSペイメントシリーズ』、入居時のライフラインに関する契約手続き代行や居住中の住まいに関するトラブルサポートを行う『コスト削減・収益向上サービス』を運営しています。

fabbit株式会社を吸収合併
コワーキングスペース・レンタルオフィス・シェアオフィスの運営企業である「fabbit株式会社」を吸収合併。スタートアップ支援や企業のマッチングの場として広く活用を促しています。
